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こんにちは!川越市の土地買取王アイエーの鮎太郎です!
本日2021年7月20日は、マクドナルドが日本に上陸してから丁度50年目の節目となる日ですね!
これを機に日本マクドナルドでは50年間を振り返る特設サイトを開設しており、日本マクドナルドの年表や歴史年表やクイズや雑学などを楽しむことができます。歴史年表などをよく見るとお馴染みの商品が30年も前に開発されていたり、1号店開店の様子を垣間見ることができたりなど見ていて面白い内容となっています!
記念グッズなども販売されておりますので、興味のある方は是非覗いてみてください。
さて本日のコラムはマクドナルドと同じく、ファーストフードの「回転寿司」について書いていきたいと思います。
それでは本編に参りましょう!
(50TH記念サイト | McDonald’s Japan)
代用魚・代替魚のはなし
皆さんお寿司は大好きでしょうか?安くて、美味しく、さらに見た目も楽しい「回転ずし」は、今もなお飲食業界で屈指の人気を誇っています。
しかし、どうしてあんなに安く美味しいお寿司を大量に提供することができるのでしょうか?
誰もが1度は疑問を抱いたことがあるかとは思いますが、有名な話で「代用魚」という存在がよく噂されています。
今回のコラムでは代用魚の実態や、法的なボーダーライン、お寿司をとりまく環境などについて書いていこうと思います!
そもそも代用魚とは
代用魚・代替魚とは、商品となる特定の魚の入手が困難な場合などに、質感や価格の類似している魚を用いて代わりとする、本物の代わりの魚の事を指します。消費者の事をあえてだまして本物と似ている代用魚を用いると“偽装魚”などと呼ばれてしまうこともありますが、有名な代用魚としては“サーモン”の代用となる“ニジマス”などがありますね!
有名な代用魚一覧
まずは巷で噂されている代用魚について見ていきましょう!
代用魚については概要や実態、また代用魚が抱える問題なんかにも触れていこうと思います。
マグロ
マグロと言えば本マグロ!でしょうか。本マグロとはマグロの中でもクロマグロの事を指しており、お寿司の中でも代表的な存在となっています。そんな本マグロの代替魚として知られている魚は以下の通りとなっています。
マグロの代替魚
・ミナミマグロ
・キハダマグロ
・メバチマグロ
・アカマンボウ?
この中ではミナミマグロとメバチマグロが乱獲によって特に個体数を減らしており、両者ともにレッドリスト入りを果たしています。またアカマンボウに関しては、身の一部が非常にマグロの質感に近いことから代用魚として使われているのではないかと噂されていますが、全長2mにもなるアカマンボウを狙って狩猟し続けることは困難なため、恐らく実際には代用魚として用いられていないものだと思われます。
でも一回アカマンボウも食べてみたいですね笑
サーモン
お寿司のネタとして小さい子にも人気なネタはサーモンだと思います!サーモンは赤身と比べて血なまぐささが少なく、トロサーモンや炙りサーモンなんかもとても美味しいです。そんな人気食材サーモンの代用魚として知られているのがニジマスです!
サーモンの代用魚
サーモンとニジマスはどちらもサケ目サケ科に属しており、食性も同じく甲殻類を食べることからも共通点が多い魚です。また両者とも美しいオレンジ色の白身を持っており、刺身にしてしまえば見分けるのは難しいかもしれません。
最近ではサーモントラウトという、トラウト(マス)を品種改良してサーモンのように生食できるようにした種が流通しており、サーモンにはない味の濃さがまた美味なのだとか…。
エンガワ
エンガワは歯ごたえのある触感とほのかな甘みが特徴の、ヒラメやカレイのひれの根本あたりの部位の事を指します。
エンガワの代用魚
エンガワの代用魚としてはオヒョウやカラスガレイなどが有名です。どちらも見た目は大きめのカレイのような姿をしており、オヒョウに関しては大きいものでは体長3mになることもあるそうです。日本でもエンガワの代用魚として提供されることがあるようですが、カレイよりも繊細な味わいが無いことから安い市場価格で出回っているようです。余談ですが、イギリスではフィッシュアンドチップスの素材として人気があるようです。
残念なことにオヒョウは絶滅危惧種に指定されてしまっており、カラスガレイにしてもNPO法人のグリーンピース作成のレッドリストに記載済みであるみたいです。
シシャモ
私はお寿司でシシャモはあまり食べたことがありませんが、給食などではフライにされたシシャモがたまに出てきました。やはりシシャモは卵がたくさん詰まったものが美味しいですよね!
日本のシシャモは北海道でしか漁獲されおらず、漁獲量も年間1000トン程度と減少傾向にあります。残念なことに個体群の減少はほぼ確実視されており、絶滅危惧種まではいかないまでも北海道の保護留意種に指定されているようです。
シシャモの代用魚
シシャモの代用魚としてはカラフトシシャモが有名です!現在日本に流通しているシシャモは最早カラフトシシャモの方が多く、現場では本シシャモと呼ばれるほどに親しみ深い存在となっています。
カラフトシシャモは約6000個~12000個ほどのたまごを持ちますが、日本では特に子持ちシシャモの需要が高いために多くの子持ちシシャモ輸入されており、乱獲も相まって資源枯渇が危惧されています。
イクラ
イクラと言えば赤くてみずみずしい欠かすことのできないネタですよね!?
皆さんもご存知の通りイクラは鮭(サーモン)のたまごで、北海道や日本海側、海外だとロシアなどでよく獲られていますが、取れた筋子やイクラは運搬や保存が難しいこともあいまって、ほかの寿司ネタとくらべるとやや高めの価格で取引されています。
そんなイクラの代用魚?を見ていきましょう!
イクラの代用魚
日本語の「イクラ」とはロシア語の「икра(イクラー)」からきた外来語であり、魚卵などのことを指しています。そのため、実はとびっこもイクラですし、シシャモのたまごも、カズノコですらイクラに該当することになります!
我々がイメージするイクラはロシア語だと「красная икра(クラースナヤ イクラー)」と呼ばれており、クラースナヤ(赤い)という言葉とつなげることでサケなどの魚卵を区別しています。※とびっこも赤い魚卵なんですけどね…!ちなみにキャビアは黒い魚卵ですので、「черная икра チョールナヤ (黒い)イクラー」と呼ばれています。
ここまで書いてしまうと皆さんも察しがついているかとは思いますが、鮭のイクラの代用品としては他の魚の魚卵(イクラー)が使われている可能性があります!有名なのはマスのイクラであり、鮭のイクラと比べると少々小ぶりにはなってしまうものの味が劣るわけではなく、醤油やだしに漬け込むことによって非常に美味しく仕上がるようです。
同じイクラとは言えども、知らないと鮭のイクラだと知らないまま気づけないかもしれませんね。
代用魚の法律的な是非について
ここまでいくつかの代用魚たちを見てきましたが、消費者をなかば勘違いさせながら商品を提供することに関しては法律的に問題が無いのでしょうか?(実際私はお寿司のネタまで見分けて食べているわけではなく、ひょっとしたら今まで本物のエンガワを食べたことが無いのかもしれません…。)
ということで、ここからは代用魚たちが法的にセーフか否かについて書いていこうと思います。
お寿司屋さんで代用魚を使っても問題ないの?
食品全般の表示について規定する法としてはJAS法(日本農林規格等に関する法律)というものがあり、その中の“加工食品品質表示基準“では原材料を一般名称にて表示することが義務付けられていますが、この基準は容器に包装された加工食品に適用されるルールのため、回転すしもネタには適用されません(レストランなど飲食業にも適用されません)。
また商品表示法では“著しく優良であると誤認させる表示”や“商品の原産国に関する不当な表示”を禁止しているものの、「マグロの代わりにアカマンボウ!」のように露骨な表示は違法と判定される可能性があるものの、イクラやシシャモなどは最早代用魚の方がメジャーとなっており、商品名に関しても絶対的な虚偽が含まれていないことからも違法性を指摘するのは難しいかもしれません。
つまり事実上、回転すしなどで代用魚などが使われていても違法性が低いということになります!
ルール整備が求められるお寿司業界
いかがでしたでしょうか。食品などの偽装表示や、いままで見てきたような代替魚の存在は今まで幾度も注目を集めてきました。私は美味しければ代替魚でも気になりませんが、やはり気になる人は気になると思いますし、サーモンだと思っていたものがほんとはサーモンでは無かったとなると少し寂しい感じもします。
とにもかくにも、これからは代替魚であればちゃんと代替魚の名前を表記して貰った方が消費者としてはわかりやすいかもしれませんね!
また、お寿司は世界進出したこともあり、ネタの需要は世界中で高まりつつあります。本物が高いので代替魚を用いるのは置いておいても、今度は代替魚が絶滅危惧されるようになったのでは本末転倒ですよね!
今後は消費者からも素材が見えやすいように法整備を工夫していく試みが必要なのかもしれません。
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