U字溝って何？BBQの用途やL字溝との違いを見る！ |

こんにちは！

埼玉県で市街化調整区域の買取りを得意とする不動産会社、（株）アイエーのコラム担当カンです！

皆様は「側溝」について注意深く観察をしたことがありますか？

側溝とは、雨水等を排水するための溝で、道路の端に設置されているものが多いです（中央に設置されるタイプもありますが）。不動産において側溝の有無は非常に重要なファクターであり、排水できる土地とできない土地では土地価格に大きな差が生まれます。

今回のコラムでは、側溝にはめ込まれている「U字溝」というパーツにスポットライトを当てて解説していきたいと思います。

キーワード解説

グレーチング：側溝などによく用いられる、はめ込み式の金属製の網蓋。

明渠（めいきょ）：蓋がついていないタイプの水路。農業用水などに多い。

暗渠（あんきょ）：蓋がついているタイプの水路。

集水桝（ます）：ゴミや泥の水詰まりを防ぐための穴。側溝に付属しており、排水路のオーバーフローを防ぐ。グレーチングが用いられることが多い。

U字溝とは？

U字溝とは、道路脇の雨水等の排水を促すため、地中に埋め込まれている連結式のパーツです。断面がU字であることからこのように呼ばれています（U字型側溝）。U字溝は大半がコンクリート製ですが、地盤や土地形質の関係によっては鉄製やポリエチレン製のものが用いられる場合があります。

JISによって規格が定められており（埼玉県　道路排水工）、例えば川越市では「側溝の設置は、Ｌ型側溝又は長尺Ｕ型側溝を原則とする。（川越市開発行為等指導要綱）」と明言されています。

基本的には道路の雨水がオーバーフローしないように設置されていますが、下水道が完備されていない市街化調整区域などの地域では、浄化槽でろ過した排水を流すこともあります。側溝に入った排水は、そのまま川に放水することもあるため、ペンキや油を流してはいけません。

★浄化槽についてのコラムはこちら！

関連コラム：浄化槽と下水道の違いって？浄化槽のデメリットやメリットを解説！

ちなみに「道路幅員」とは側溝の幅までも含んで数えます。側溝を含まない幅員のことは「有効幅員」と呼ばれます。U字溝の蓋が破損している場合、各個人で蓋を掛けたものは、各個人で交換になりますが、市で連続蓋掛けをしたものについては、市で交換されます。川越市では建設部の道路環境整備課で対応をしています。

★道路に関してコラムはこちら！

TOPIC！「U字溝　バーベキュー」

U字溝とともに検索されるワードとして、有力なものに「バーベキュー」という単語がありますが、これは何かわかりますか？

実は、よくバーベキュー場などで「U字溝」がバーベキューコンロの代用品として使われることがあります。底にレンガを敷き、上部に網をかぶせることで耐久性の高いスタンドとして活用することができます。実際に3000円程度あればホームセンターなどで240×240×600のU字溝を購入することが可能であるため、個人で組み立て要らずのBBQコンロを用意することも可能です。

サイズは深さ20cm、長さ60cmほどのもので使うのが良いかと思われます。非常に重く・熱くなるため、使用や移動の際に注意が必要です。